四柱推命
四柱推命のきほん
干支と五行のしくみ、立春で年が変わる理由など、四柱推命の入り口をまとめました。生まれた日の干(日干)をその場で計算できます。
四柱推命とは
四柱推命は、中国で生まれた占いです。生まれた年・月・日・時刻の4つを、それぞれ干支(かんし)で表したものを「柱」と呼び、4本の柱から性格や運の流れを読みます。中国では「子平(しへい)」「八字(はちじ)」とも呼ばれ、宋の時代ごろに今の形に近い方法がまとめられたとされています。日本には江戸時代に伝わりました。
干支(十干と十二支)
十干(甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸)と、十二支(子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥)を順に組み合わせると、60通りの組み合わせができます。これを六十干支と呼び、年・月・日・時刻それぞれに順番に割り当てられています。
- 年の干支:四柱推命では、1月1日ではなく立春(毎年2月4日ごろ)で年が変わります。
- 月の干支:二十四節気の「節」(立春・啓蟄・清明など)で月が変わります。節の日時は年によって変わるので、暦(万年暦)で確かめます。
- 日の干支:60日で一巡し、毎日一つずつ進みます。
- 時刻の干支:2時間ごとに十二支が割り当てられます(23時〜1時が子の刻)。
五行
十干は、木・火・土・金・水の5つの要素(五行)と、陰陽に分けられます。五行には、互いを生み出す関係(相生:木→火→土→金→水→木)と、抑える関係(相剋:木→土→水→火→金→木)があるとされ、4本の柱の中の五行のバランスから、その人の性質を読みます。
日干を計算する
四柱推命では、生まれた日の干(日干)を「その人自身」として、読み解きの中心にします。生年月日を入れると、日柱(生まれた日の干支)と日干がわかります。
10の日干
日干は、自然のものにたとえて読まれることが多いです。以下は一般的なたとえです。
| 日干 | 読み | 五行 | たとえと性質 |
|---|---|---|---|
| 甲 | きのえ | 木(陽) | 大きな木。まっすぐ伸びる、向上心のある人。 |
| 乙 | きのと | 木(陰) | 草花。しなやかで、周りと調和できる人。 |
| 丙 | ひのえ | 火(陽) | 太陽。明るく、周りを照らす人。 |
| 丁 | ひのと | 火(陰) | ともしび。静かな情熱と、細やかな心配りの人。 |
| 戊 | つちのえ | 土(陽) | 山。どっしりと構え、頼りにされる人。 |
| 己 | つちのと | 土(陰) | 田畑。人やものを育てる、面倒見のよい人。 |
| 庚 | かのえ | 金(陽) | 鉄や刀。決断力があり、筋を通す人。 |
| 辛 | かのと | 金(陰) | 宝石。繊細で、美しいものを大切にする人。 |
| 壬 | みずのえ | 水(陽) | 大河や海。おおらかで、自由を好む人。 |
| 癸 | みずのと | 水(陰) | 雨や露。やさしく、しみわたるような人。 |
もっと学ぶには
- まずは自分の4本の柱を万年暦で調べて、紙に書き出してみましょう。生まれた時刻がわからないときは、年・月・日の3本(三柱)で読む方法もあります。
- 次に、柱に含まれる五行を数えて、多いもの・少ないものを見ます。
- そのあと「通変星(つうへんせい)」「十二運」など、日干とほかの干支との関係を表す考え方に進みます。流派による違いが大きい分野なので、1冊の入門書を軸に学ぶのがおすすめです。
知っておきたいこと
四柱推命は、暦の計算にもとづく伝統的な占いです。生年月日から性格や運命を読む占いの効果は、科学的には確かめられていません(占星術について、二重盲検という方法で検証した研究などがあります)。自分を見つめ直すための「ひとつの物差し」として楽しんでください。
参考文献
- 国立天文台 暦計算室「こよみ用語解説 二十四節気」 リンク
- Carlson, S. (1985) A double-blind test of astrology. Nature, 318, 419–425 リンク
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