手相
手相のきほん
生命線・頭脳線・感情線・運命線の見方と、手相についての研究をまとめました。
手相とは
手相は、手のひらの線やふくらみ、手の形から、性格やこれからを読む占いです。古代インドで生まれ、中国やペルシャ、古代ギリシャなどに広まったと考えられています。19世紀には、ヨーロッパで手相の本が多く出版され、今の見方のもとになりました。
どちらの手を見る?
よく言われるのは、「利き手はこれまでの生き方やこれから、反対の手は生まれ持ったもの」という見方です。ただし流派によって考え方は違います。はじめは両手を並べて、違いを見てみましょう。
4つの主な線
| 線 | 場所 | 一般に読まれること |
|---|---|---|
| 生命線 | 親指と人さし指の間から、親指の付け根を囲むように手首へ | 体力、生活の活力 |
| 頭脳線(知能線) | 生命線と同じあたりから、手のひらを横切る | 考え方のくせ、物事の決め方 |
| 感情線 | 小指の下から、人さし指・中指の方へ | 気持ちの表し方、人との関わり方 |
| 運命線 | 手首の近くから、中指に向かって縦に | 仕事や生き方の流れ(はっきりしない人も多い線です) |
線の長さだけでなく、濃さ・分かれ方・途切れ方も読みます。
丘
指の付け根などのふくらみを「丘」と呼び、それぞれに意味があるとされます。代表的なのは、親指の付け根の金星丘(愛情・活力)、小指側の手首に近い月丘(想像力・感受性)です。
見方のコツ
- 明るい場所で、手を軽く曲げると線がはっきり見えます。
- スマートフォンで手のひらの写真を撮っておくと、数か月後に見比べられます。細い線は、生活とともに変わることがあります。
- 線の意味を「良い・悪い」で決めつけず、自分の性格をふり返る材料にしましょう。
手相についての研究
「生命線が短いと寿命が短い」という話を聞いたことがあるかもしれません。これについては、いくつかの研究があります。
- 1990年にイギリスで、亡くなった100人の手を調べ、生命線の長さと亡くなった年齢に関連がある、と報告した研究がありました。
- 一方、2019年にオーストラリアで60人の遺体を調べた研究では、生命線の長さと寿命のあいだに関連は見つかりませんでした。研究者は「生命線で寿命は予測できない」と結論づけています。
今のところ、手相で寿命や将来を言い当てられるという科学的な根拠はありません。生命線が短くても、心配する必要はありません。
参考文献
- Encyclopaedia Britannica "Palmistry" リンク
- Newrick, P. G., Affie, E. & Corrall, R. J. M. (1990) Relationship between longevity and lifeline: a manual study of 100 patients. Journal of the Royal Society of Medicine, 83(8), 499–501 リンク
- Lucas, T., Dhugga, A. & Henneberg, M. (2019) Predicting longevity from the line of life: is it accurate? Anthropological Review, 82(2) リンク
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